大阪府在住、男子二児の母です。
ご訪問ありがとうございます。
現在小学四年生の、ASD(自閉症スペクトラム)とADHDの診断を受けた
長男の成長記録のブログです。
阪神タイガースが大好きな父ちゃんによる野球話もよろしくお願いします。
なぜ集中力が続かない?長男の特性から見た2つの壁
宿題や公文に向き合う長男を見ていて、集中力が続かないのは決して「やる気の問題」ではないと痛感しています。
うちの場合、原因は大きく「身体的な不快」と「環境的な刺激の多さ」にありました。
身体的な不快(アトピーと姿勢維持の困難)
長男の集中を妨げる最大の敵は、自分自身の身体でした。
- アトピーによるかゆみ: 一行書いたかと思えば頭や腕を掻く動作が入ります。
アトピーがあるため、かゆみが外部からの刺激以上に集中を妨げます。
これはもう「そわそわ」ではなく、生理的な不快感。 - 姿勢維持の難しさ: 最初はきちんと座っていても、数分後には体がずるずると下がり、いつの間にか机に突っ伏すような状態に。
座るという単純な行為にも、特性ゆえに多大な集中力と体力を要しているのです。
環境的な刺激と「失敗」に終わった過去の対策
身体だけでなく、周囲の環境も集中力を削ぐ要因になります。
親としては「少しでも集中できるように」と工夫したつもりでしたが、長男の特性には合わず、かえって逆効果になってしまった失敗もありました。
- 水筒問題: 「お茶!」と言って席を立つ頻度を減らすため水筒を机に置きましたが、今度は水筒を開ける動作自体が刺激に。
普段水分を取らないのに、宿題中だけは1分おきに水筒を開けてしまうという逆効果になってしまいました。 - ついたて作戦の失敗: 視覚の刺激を減らすために導入した卓上パーテーションは、親の監視が届かないことを逆手にとって、ぼんやりと空想にふけるための空間に。
刺激を減らしすぎた結果、脳がフリーズしてしまいました。
過去の失敗を活かす!公文の効率を上げる3つのステップ
過去の失敗を教訓に、長男の特性(動きたい、確認が苦手)を逆手に取った対策に切り替えました。
STEP1:「動きたい欲求」を学習内で満たす(フィジェットの導入)
長男は、鉛筆をカチカチ鳴らしたり、体を揺らしたり、常に動いています。
これは集中を保つための彼なりの方法です。
そこで、この「動きたい欲求」を静かに満たすために、フィジェットトイ(手遊び道具)を導入しました。
ペン回しのように視界に入る派手な動きではなく、手の中で静かにいじれるものを選ぶことで、体動を減らしつつ、集中力の維持をサポートします。
STEP2:「確認の苦手さ」を視覚的にサポートする
公文のプリントで「読まない」「途中でやめる」「戻って確認しない」という問題が頻発します。
そこで、親の言葉ではなく「モノ」を使って確認を促す工夫が必要です。
- 終了時間の視覚化: 砂時計やアナログ式のタイマーで、「あと15分」を具体的に見せる。
- 進捗の可視化: プリントにマーカーで「ここまでやったら終わり」と印をつけ、自分でチェックさせる。
- 席を立つルール: 「せめて一問終わってから立ちなさい」というルールを徹底し、途中で席を立ったら「どこまでやった?」と声かけで誘導する。

STEP3:環境を整える(音のバリアと姿勢のサポート)
学習環境は、公文や宿題の質に直結します。
- 音のバリア: 防音イヤーマフを導入し、家族の生活音(弟の遊び声、洗い物の音など)をシャットアウト。
- 姿勢のサポート: 姿勢保持が難しい特性があるため、バランスボールや骨盤をサポートするクッションなど、「座ることをラクにする」アイテムを導入し、姿勢維持の負担を軽減します。
母ちゃんが試して実感!集中力を爆上げする神アイテム3選
長男の特性に合わせて選んだアイテムは、過去の失敗を乗り越えて、学習効率を劇的に改善してくれました。
① 聴覚過敏にも有効!「防音イヤーマフ」
聴覚からの刺激を物理的に減らすため、防音イヤーマフを導入しました。
長男の「集中が途切れる原因」の多くは、弟の話し声や生活音などの「音」だったので、これをつけるだけでスッと自分の世界に入れるようです。
デジタル機器ではないので、学校や外でも使いやすいのが大きなメリットです。
選定のポイント:
- 軽量性: 長時間つけても首や耳に負担がないこと。
- デザイン: 「いかにも」な感じがしない、学校でも浮かないシンプルなデザイン。
- 手軽さ: 充電やコードが不要なので、使いたい時にサッと装着できるのが学習には一番です。

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② 姿勢維持の負担を軽減する「骨盤サポートクッション」
椅子からずるずると体が下がってしまう問題を解決するため、バランスボールやクッションを検討しました。
最終的に、椅子の上で骨盤を安定させるサポートクッションを選びました。
このアイテムが良かった理由:
- 体幹サポート: 姿勢を保持するための「無意識の集中力」を節約できます。
- 安定感: 集中が乱れにくいよう、揺れが少ない安定した座面を確保できます。
③ 手元を「ぷにぷに」して集中!音の出ない「スクイーズ」
ペン回しや鉛筆の芯を折る代わりに、静かに手の中で感触を楽しめる「スクイーズ(低反発おもちゃ)」を導入しました。
以前はカチカチ音や落下音が家族の集中を妨げていましたが、これなら無音。
柔らかい感触が心地よく、無意識にニギニギすることで、派手な体動が減って落ち着いて座っていられる時間が増えました。
選定のポイント:
- 完全静音: 授業中や宿題中に触っていても、カチカチ音がしないので周囲に迷惑をかけない。
- 安全性: 机から落としても壊れないし、大きな音もしない(シャーペンの二の舞にならない!)。
- 癒やし効果: 低反発の感触が、イライラや不安を和らげる感覚刺激になる。
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完璧じゃなくても大丈夫。母ちゃんから、頑張るあなたへ
長男の特性と向き合う中で、「集中力を高める=子どもを責める」ではないと学びました。
ADHDの子どもにとって、集中は「スキル」ではなく「環境」が整って初めて得られる権利のようなものです。
「読まない」「覚えない」とイライラする日もあるけど、大切なのは「子ども自身が一番、頑張っている」という視点を忘れないこと。
この環境づくりが、長男の「集中できない」という問題を解決するのではなく、「集中できる状態」に脳を誘導するための、母ちゃんからの愛情表現だと捉えています。
焦らず、お子さんの特性を活かしたサポートを続けていきましょう。
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母ちゃん、今日もがんばれます。
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