大阪府在住、男子二児の母です。
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現在小学四年生の、ASD(自閉症スペクトラム)とADHDの診断を受けた
長男の成長記録のブログです。
阪神タイガースが大好きな父ちゃんによる野球話もよろしくお願いします。
子育て世帯のお金の話。「よその家」より「うちの優先順位」
「子育て世帯の平均年収は◯◯万円」「児童のいる世帯の中央値は◯◯万円」──。
ニュースやSNSでこういう数字を見るたびに、胸のあたりがザワッとすることはありませんか。
その一方で、ママ友との会話や、よそのおうちの習い事事情を聞くと、

みんな、どこにそんなお金あるんやろ……
と、つい“よその家”と比べてしまう自分もいる。
今日は、そんな子育て世帯のお金のモヤモヤについて、
- 数字ニュースにメンタルを削られないための「数字との距離のとり方」
- “よその家”より「わが家の使いどころ」を決めるという考え方
この2つを、母ちゃん目線でまとめてみます。
1.平均年収ニュースを見ると、なぜこんなにザワザワするのか
年収や貯金額のニュースを見ると、反射的にこう考えてしまいがちです。

「うちは平均より上なんかな、下なんかな」
「他の家と比べて、足りてるんかな」
そしてたいていの場合、なぜか「足りてない側」に自分を置いてしまうんですよね。
でも、冷静に考えると、画面の中の数字は
- 地方も都会もごちゃまぜ
- 共働きも片働きもごちゃまぜ
- 子どもの人数もバラバラ
そんな人たちをひとまとめに平均したものです。
本来は、

今の日本って、だいたいこれくらいなんだな
と、世の中全体の“ざっくりした景色”を見るためのものであって、自分の家の通知表ではないはず。
それなのに、つい自分ごととして受け止めすぎてしまう。
そのギャップが、ザワザワの正体なんだろうなと感じます。
2.「平均」と「中央値」、そして“条件違いごちゃまぜ”問題
数字の世界で地味にややこしいのが、
- 平均(みんなの合計を人数で割ったもの)
- 中央値(真ん中の人の値)
この2つです。
たとえば、ものすごく高収入の人が少数でもいると、平均年収はグッと引き上げられます。
でも、真ん中の人=中央値は、そこまで動かなかったりします。
だから、「子育て世帯の平均年収は○○万」と聞いても、

「それって、共働き世帯も、子どもがもう大きい世帯も、
ぜんぶまとめての数字なんやろ?」
と、一歩引いて見るほうが本当は自然なんですよね。
条件が全然違う数字を、同じ土俵に並べてしまうと、どうしても「うちは足りてない気」がしてしまいます。
3.ニュースの数字は「世の中のざっくり景色」くらいにしておく
じゃあ、数字なんて全部無視したらいいのかというと、それもまた極端な話。
- 子育て世帯がどんな状況に置かれているのか
- 将来どのくらい教育費がかかりそうか
知っておくこと自体は、決して悪いことではありません。
ただ、私は心の中でルールを決めました。
● ニュースの数字は
「世の中全体のざっくりした景色」を見るためのもの。
● うちの家計は
「わが家の事情」と「わが家の優先順位」で決めるもの。
この2つをごちゃまぜにしないようにするだけで、数字を見たときのしんどさが少しだけマシになりました。
4.“よその家”と比べだすと、たいていしんどくなる
現実の生活では、ニュースの数字だけでなく、
- ママ友との何気ない会話
- SNSで流れてくる写真
- 習い事や旅行の話
こういうものも、じわじわ心に効いてきます。
とくに、インスタで流れてくる「年1回の海外旅行が家族のご褒美です」みたいな投稿は、読むタイミングによってはただの爆弾です。

ご褒美って何? まず日常を回すので精一杯なんですが?
と、スマホ片手にツッコミを入れたくなることもあります。
本当は、よその家のことって、よく分かりません。
- 共働きか片働きか
- 実家からのサポートがあるかどうか
- 住宅ローンの額
- 祖父母がどれくらい援助してくれているか
表から見えるのは、
- 車
- 服
- 習い事
- 旅行先の写真
くらいのもの。
それだけ見て、

「うち、全然足りてないかも」
「あそこは習い事3つも行かせてるのに……」
と考え始めると、だいたいしんどくなります。
だから私は最近、

よその家はよその家。うちはうち。
を、心の中で何度も唱えながら、“比べる前に、わが家の優先順位に戻る” ことを意識するようにしています。
5.わが家のざっくりルール:「教育ちょい厚め・レジャーとモノは身の丈」
具体的には、今はだいたいこんなイメージです。
教育
- 公文+最低限の教材には、できるだけお金を回す
- 英語や読解など、「あとで取り返しがつきにくそうなところ」は、早めに土台づくり
正直なところ、公文だけでもそれなりの金額です。
兄弟2人分で複数教科をとっているので、公文だけで毎月数万円コース。
引き落としメールが来るたびに、

はい、公文代ドーン! 今月もけっこう飛んでったな……
と心の中でつぶやいています。
それでも続けているのは、

「ここはわが家として“お金をかけると決めた場所”」
だと、自分に言い聞かせているからかもしれません。
レジャー・遊び
- 遠出の旅行は、回数を絞る
- その代わり、近場の公園・図書館・ショッピングモールなどでこまめに気分転換
- 家でできるゲームやボードゲームも活用(桃鉄とか)
モノ・日用品
- 服は「これがあれば安心」という定番を決めて、増やしすぎない
- よく使うものはお気に入りをリピート、それ以外は安すぎ・高すぎに走らない
もちろん、完璧に守れているわけではないですが、
「うちは、教育ちょい厚め。
レジャーとモノは“身の丈+ほどほど”でいく」
とざっくり方針を決めておくと、何か選ぶたびに悩みすぎなくて済むようになってきました。
6.「ここにかける」と決めると、「やらないこと」も決めやすくなる
お金の使いどころを決めると、自然と「やらないこと」も見えてきます。
- 教育にかけたい → 公文や必要な教材は続ける
- その代わり
- 毎年の大規模旅行は無理して詰め込まない
- 習い事は「数」より「子どもが本当に続けたいもの」を選ぶ
- ドリルは“とりあえず買い”ではなく、「これなら最後までやれそう」と思うものだけにする
あきらめる=子どもにかわいそう、ではなくて、
「わが家では、このバランスでいくよ」
という、ひとつの方針に近いのかな、と思います。
7.どうしてもしんどくなったときの、“母ちゃん流リセット方法”
それでもやっぱり、年収や貯金のニュースを見て落ち込んでしまう日もあります。
そんなときに、私が自分にやっている“リセット方法”はこの3つ。
① 画面から物理的に離れる
- スマホを一度テーブルに置く
- アプリやブラウザのタブを閉じる
- 深呼吸して、お茶を一杯飲む
「ちゃんと情報を見なきゃ」と思うあまり、心のほうが限界になっていることもあるので、いったん距離をおくのが大事かなと。
② 「今できていること」を数えてみる
不安になると、「足りないところ」ばかり目に入りますが、あえて逆をやります。
- 今月もなんとか家賃(ローン)を払えている
- 子どもは毎日ごはんを食べて、学校に行けている
- 公文や習い事も、大変ながら続けられている
こうやって並べてみると、

いや、十分がんばってるやん、うち
と、ちょっとだけ自分に優しくなれます。
③ 「うちは何を大事にしたいんやっけ?」と問い直す
最後に、またここに戻ります。

「よその家の数字」じゃなくて、
「わが家の優先順位」は何やったっけ?
教育なのか、家で過ごす時間なのか、家族での思い出作りなのか。
答えは家ごとに違っていいし、途中で変わってもいい。
大事なのは、
「うちはうちで考える」
という感覚を、何度でも取り戻してあげることなのかなと思います。
おわりに:数字も大事、でも「うちのルール」はもっと大事
子育て世帯のお金の話は、どうしても重くなりがちです。
物価もじわじわ上がっていて、教育費の不安もあって、「老後は?」「親の介護は?」と考えたら、そりゃあしんどい。
それでも、
- ニュースの数字は、「世の中のざっくりした景色」を知るもの
- 日々のお金の使い方は、「わが家の事情」と「わが家の優先順位」で決めるもの
この2つを分けて考えられると、少しだけ息がしやすくなる気がしています。
もし今、
「平均年収のニュース見るたびしんどい」
「よその家と比べて、うちは全然足りてない気がする」
と、どこかで同じようにモヤモヤしている母ちゃん・父ちゃんがいたら、一緒にこっそりこうつぶやきましょう。

「数字は数字。うちはうち。」
その一言から、“わが家らしいお金の使い方”を、ゆっくり整えていけたらいいなと思います。
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母ちゃん、今日もがんばれます。
noteでじっくり綴っています。
「もっと裏話も読みたいかも…」と思ってくださった方は、ぜひのぞいてみてください。

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