大阪府在住、男子二児の母です。
ご訪問ありがとうございます。
現在小学四年生の、ASD(自閉症スペクトラム)とADHDの診断を受けた
長男の成長記録のブログです。
阪神タイガースが大好きな父ちゃんによる野球話もよろしくお願いします。
大阪府立高校入試において、英検取得が合否を大きく左右することは、今や多くの保護者にとって共通認識となっています。
将来を見据え、早いうちからスコアを確保しておきたいと考える方も多いはず。
我が家の長男(小4)も、小学3年生で英検3級を取得した勢いのまま、今回さらなる高みである「準2級」への挑戦を決めました。
しかし、ADHD/ASDという特性を持つ彼にとって、語彙の壁、英作文の壁、そして二次試験の「抑揚」の壁など、避けては通れない多くの困難がありました。
「公文の英語だけでは足りない部分は?」
「集中力が切れない参考書の選び方は?」
そんな疑問に答えるべく、我が家が試行錯誤の末にたどり着いた最短ルートの学習スケジュールと、スピーキングの弱点を克服した具体的なアプローチをまとめました。
英検準2級合格までの8カ月ロードマップ
特性がある子にとって、詰め込みは逆効果。
我が家では以下のようなタイムラインで進めました。
| 時期 | 学習内容 | 使用した「神」アイテム |
| 1〜3カ月目 | 【語彙力の叩き込み】 基礎となる単熟語を徹底暗記。最初は50語、慣れたら1日100語ペースで。 | 『単熟語EX』 |
| 4〜5カ月目 | 【基礎固め・文法理解】 単元ごとの丁寧な解説で、準2級の内容を一つずつ理解。 | 『ひとつひとつわかりやすく。』 |
| 6カ月目 | 【ライティング(英作文)】 YouTubeで「型」を習得。満点を狙わず、取れるところを確実に取る戦略。 | YouTube:こども英語ガイド |
| 7カ月目 | 【二次試験(面接)対策】 1日1単元の実戦練習。特に「抑揚」と「ピリオドの間」を意識。 | 『二次試験・面接完全予想問題』 |
| 最終月 | 【総仕上げ】 本番と同じ形式に慣れる。見通しを立てて焦りを最小限に。 | 公式サイトの過去問 |
なぜ我が家は「S-CBT」を選んだのか?
3級受験の際もそうでしたが、今回も迷わずS-CBTでの受験を選びました。
主な理由は以下の3点です。
- 1日で全試験が終了する: 特性上、長期間緊張感を維持するのが難しいため、1日でスピーキングまで一気に終わらせられるのは大きなメリットでした。
- スピーキングが対面ではない: コンピューターに向かって録音する形式なので、対面での面接に比べて過度な緊張を抑えることができました。
- 受験チャンスが多い: 毎週のように実施されているため、本人の体調や学習の仕上がり具合に合わせて、ベストなタイミングで申し込むことができました。
実際に使用した参考書レビュー:特性に合わせた活用法
1. 『英検準2級をひとつひとつわかりやすく。』(学研)

集中力が持続しにくい長男にとって、「単元ごとに区切られた構成」が非常にマッチしていました。
解説が丁寧で視覚的に分かりやすいです。ただ、小4には初見で難しい問題も多いため、親のフォローは必須です。
2. 『英検準2級 単熟語EX』(ジャパンタイムズ出版)

3級までは『パス単』でしたが、網羅性を重視してこちらに切り替えました。
最初は難しい単語が並んでいるため、苦手意識が出やすい構成です。中盤から公文や3級の既視感ある単語が出てくるので、そこまで親が励ましながら伴走するのがコツです。
3. 『二次試験・面接 完全予想問題』(旺文社)

長男の最大の課題だった「抑揚」の改善に役立ちました。
意味や感情を無視してフルスピードで読む傾向がありましたが、本書の抑揚解説を意識したことで、「ピリオドでの間」を置けるようになりました。
ライティング・面接対策:YouTube「こども英語ガイド」を活用
英作文や二次試験対策で最も助けられたのが、YouTubeチャンネルの『こども英語ガイド』さんです。
- ユーモアで集中維持: 子供が好むユーモアが満載で、ADHD傾向のある長男も飽きずに視聴できました。
- 現実的な合格戦略: 「満点を無理に狙わず、確実に点を取る」というスタンスが、完璧主義からくる不安を和らげてくれました。
合格の先に見えたもの:自信という一生の宝物
8カ月間の奮闘の末に長男が掴み取ったのは、英検準2級という証書だけではありませんでした。
「僕もやればできるんだ」という揺るぎない自信は、特性ゆえに自信を失いがちな子供にとって、何物にも代えがたい財産です。
周りと比べるのではなく、その子にぴったりのペースと教材を整えること。
それこそが、親ができる最大のサポートだと改めて実感しています。
長男の英語学習のベースにもなった「家庭での知育の工夫」や、具体的なドリル選びについては、こちらの記事でも詳しく綴っています。
👉 【関連記事】算数大好き少年の軌跡と、我が家の教具選びのポイント
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