衝動性について

年中

現在年中の長男の記録です。
こちら


にも衝動性の高さについて書いたのですが、もう少し詳しく記録しておきたいと思います。
ADHDの診断は、自閉症スペクトラム(ASD)の診断と同時にではなく、病院を転院して、今の主治医から診断をうけました。発達検査をうけた最初の病院では、ADHDはグレーの診断でした。前の主治医は、

前の主治医
前の主治医

ADHDの特性は年齢とともに落ち着いてくることもあるし、7歳くらいで診断をしましょう


とのことで、はっきりとしたADHDの診断はつきませんでした。
転院後、今の主治医から

今の主治医
今の主治医

ADHDの診断

できそうだけどね

診断名がつきました。
長男本人が自分の特性についてどう感じているのかはわかりませんが、母親の立場である私からすると、最近はASDよりもADHD由来の特性の方に困ったり、心配があったりします。
なによりも怖いのは、長男本人、周りの人、全く関係ない人も巻き込んで危険が生じてしまうことです。

年中のときにあった具体的な事例を記します。

駐車場での飛び出し

駐車場でお友達をみつけ、周りも見ずに急に走り出しました。

母ちゃん
母ちゃん

危ない、止まって!


と大きな声で叫んでも、止まることはなく駆け寄っていきました。長男が走ったルートには、 運転席に人が乗っていた車もあったし、実際にエンジンがかかっていた車もあったのです。駐車場が危ない場所であるということはこれまで何度も話したこともあり、交通ルールの絵本を読んだりしていて知識としては知っているはずなのに、

  • 急に飛び出さない
  • 周りを確認して歩く
  • 手をつなげるときは手をつなぐ

等の行動は、刺激に引っ張られると完全に頭から抜けてしまうようです。つい先日も、買い物先の駐車場に大きな石が落ちており、それを拾いたかったのか急に手を振り払って向かおうとしたので

母ちゃん
母ちゃん

危ないから手をつないで歩こうね


と強い力で腕をつかんだところ

長男
長男

痛い、母ちゃんがひっぱった


と泣き出してしまいました。
この状態になると、駐車場では手をつないで歩く、という内容は全く届かなくなり、

長男
長男

母ちゃんがひっぱったから痛い、母ちゃんが悪い


と言い続け、意識が

長男
長男

母ちゃんが腕をひっぱったせいで痛かった

でいっぱいになってしまいます。
落ち着いたときに再度、駐車場での約束ごとの話をしましたが、興味がないのか、あまり真剣には聞いてもらえませんでした。

順番が守れない

療育先のプログラムで、お友達と順番にブロックを壊していくというのがありました。長男が壊し終わったあと、次のお友達のために先生がブロックを積み上げている最中に、もう一回やりたかったのか、まだ積み上げ途中のブロックを長男が壊しました。

療育の先生
療育の先生

順番だよ。

長男くんの番はまだだよ~

という先生の言葉は聞いていたと思うのですが、その直後、先生が積み上げ終わったブロックをお友達が壊す前に無理やり割り込んで壊したのです。
お友達は順番を待っていたのにブロック壊しをできず悲しそうにしているのに、長男本人はすごく楽しそうでした。
公園で遊んでいても滑り台の順番が守れず、自分より幼い子を抜かしてでも自分が先に滑ろうとしました。

母ちゃん<br>
母ちゃん

危ないから少し待ってあげて。

順番だよ。

お友達が滑り終わってから滑ろうね。

と言っても、その少しが待てないのです。

椅子に座れない

小学校に進学するときの課題です。療育先で個別支援計画の目標にしてもらっていますが、座ることが苦手です。集中しているときは座れているのですが、退屈になると離席してしまいます。机の下にもぐったり、机の上に立ったり、そこからジャンプして飛び降りたりなどがあります。
療育先で詳細は分かりませんがアンケート式の簡易テストをうけたときに、姿勢保持が実年齢5歳で、2歳半相当のレベルと出たそうです。
療育中に

療育の先生
療育の先生

椅子に座ります。

座らないと始まりの挨拶ができないよ


と言われ続けても着席できず走り回っていて、同じことを5回くらい言われたときに、連れてきていた次男が、とことこ歩いていき、長男が座る椅子にちょこんと座ったのです。
それをみて、

母ちゃん
母ちゃん

次男が座るんか~い

とつっこみましたが、なんとも言えない複雑な気持ちになってしまいました。

話を聞くことか苦手

一斉指示が通りにくいことは年少のときに園の先生から言われていたのですが、年中の今でも苦手のようです。気になるものが視界に入るとそれに意識がひっぱられてしまい話を聞けなかったり、指示の途中でしゃべりだしてしまったり、自分がやっていることや、やりたいことを中断して耳を傾けるということができず、話を聞かないで作業を続けてしまったりします。
一対一で話していても目が合うことが少なく、視界に入る別のものを見ていたり、手遊びをしたり、自分の身体を触ったり掻いたりしています。
何か作業をしている長男にそのまま話しかけても、基本返事はなく、名前を呼ぶと返事はしてくれますが話はあまり聞いていないことが多いです。しっかり聞いてほしいときは、名前を呼ぶ+肩をたたく などの刺激を入れて意識をこっちに向けたあと

母ちゃん
母ちゃん

母ちゃんのお話きいてほしいから、母ちゃんの方をむいて、お話聞いてくれるかな


とするのが成功率が高いです。それでも目はみてくれませんが、話を聞く姿勢にはなってくれます。

気になったものをさわってしまう

気になるものがあると、

  • お友達が遊んでいるおもちゃ
  • 大人がみているスマホ、タブレット
  • 先生のかばん
  • ファミレスのハンバーグの熱々の鉄板(店員さんが触らないで下さいと言った直後に触ってしまった)

など、誰かが使っていても、それが危ないものであっても、すぐ飛び付いてしまいます。
その度に、

母ちゃん
母ちゃん

触ってもいいですか?って聞いてからだよ

と教えているのですが、

長男
長男

触ってもいいですか?


まではだんだん言えるようになってはきているのですが、
相手がYESかNOか答える前に我慢できず触ってしまうことが多いです。
衝動性については、明らかに年少のときよりも年中の今の方が高くなっていると感じています。年齢があがるにつれて、興味がある対象が増えていて、動きも早くなってきているため、どうしても危険な行動をとめるのが遅れてしまう時もあるのが事実です。とりかえしのつかないことにならないように、注意して行動していかなければならないと日々考えています。
前の主治医の、

前の主治医
前の主治医

ADHDの特性は年齢とともに落ち着いてくることもある


という言葉を励みに、長男とともに頑張っていこうと思います。
長男の成長を願っています。

最後まで読んでくださりありがとうございます。


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